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2008年10月 2日 (木)

「イキガミ」観ました☆

上映前より小説家・星新一のショートショート作品の
ひとつ、「生活維持省」と内容が酷似していると話題の
映画「イキガミ」を観てきました。
↓「イキガミ」オフィシャルサイト
http://www.ikigami-movie.jp/index_pc.html

↓ちなみにこちらが「生活維持省(動画偏)」
http://jp.youtube.com/watch?v=v3j1l_3ku-s


両作品の対峙はさておき、
当映画の内容は大変深いものです。
そして、微妙に現代を反映しています。
何が正しいか、正しくないかわからない世界。
人の命を駒のようにあつかう偉い(あるいは同)人。
”国家繁栄法”の名の元に
18-24歳の1000人に1人が犠牲になり
命の大切さを学ぶ異質な、
しかし昨今、自殺や他殺など命を軽く扱う現代に
警鐘を鳴らしている映画の世界。
特に戦争もない平和な国で
若者が自身で命を絶つ日本。
もし、
あなたの家にイキガミ配達人が来たらどうしますか?
通称「イキガミ」はとは
漢字で書くと、「逝き紙」
死亡予告書、なのです。しかも、あと24時間。
このストーリーは配達人・藤本(松田翔太)が
イキガミを渡した若者3人のサイドストーリーなんですが
渡された3人は悩み、また若き藤本も悩みます。
藤本が上司に
「いいんででしょうか・・・?このまま慣れてしまって」
と自分の仕事に対して愚痴をいったのがすごく印象的でした。
結局、3人は3者3様で死んでしまうんですが
それまでの24時間と、その後のエピローグ。
僕はあんまり素直に受け入れられないなあと思いました。
たしかに
人間、「生きたら死ぬもの」だし
「限られた時間があるから輝ける」
とも思うんですが・・・でもやはり、この法はおかしいです。
根本的におかしい。
でもそのおかしい法が成り立っている世界も
またおかしいと思います。

映画のHPの掲示板で
10代の子、なかには11歳や12歳の子もいますが
「自分にイキガミが届いたらどうしますか?」
というテーマの投稿内容が掲載されてます。
10歳そこらが
「友達に会って、残りの人生の分、笑えるだけ笑って、楽しかったと伝える。
家族には、きっと、うまく言えないから、さりげなくありがとうって言って、
あとは手紙で伝える。私を産んでくれてありがとう。この家族で良かった。って。
あとは、昔からねだっている、犬を飼ってもらう。
私の代わりに家族を見守ってもらって、私の代わりに愛されてほしい。
そして家で安らかに、逝きたい(13歳・中学生)」
とか、書いちゃっているんです(^^;
なんで13歳でそんなこと考えちゃうのかなーって。
少なくとも、僕が中学や、高校のときなんて
今を生きるだけで精一杯だったので
死に方なんて、これっぽちも考えなかったのに
ほんまびっくりです。
これもドラマや漫画の影響でしょうか?
なんか最近はなんでも死を美化しまくってます。
死は恐ろしい。でも避けられない。
しかし、死は自由。誰にも束縛されない。
だったら
「死んだつもりで、生きてみろ!!」
って、無気力な現代にマッチした
映画のキャッチフレーズがやけに耳に残っています。

余談ですが
僕は1回22歳の頃、大袈裟にいったら
喘息で死にかけました。
夜とか、息がつまってほとんど寝れませんでした。
それでも何分か起きに寝れて、朝になると
「あ・・今日も生きてる・・よかった・・」
とか、普通の朝なのにすごく感動したことを覚えています。
それだけ、生きてることってすごいことなんだと
肌身で感じることができました。
それは1ヶ月ほど続いて、その後は全然発作もなく
嘘みたいにバリバリ仕事ができる健康体になれました。
それでもあの感動はいまでも絶対忘れていません。
むしろ、健康に対してすごく反応するようになりました。
こうみえても学生の頃は
お酒を無茶苦茶に飲んだり
深夜まで外で遊んだり、人に迷惑かけたり
一通りしてきたんですが(苦笑
年のせいもあって?
今ではしなくなったというか、できなくなりました。
あの病気のときをきっかけに
「それまで自分のために生きてきたんやから
今度は他の人のために生きてみよう」と
思うようになったせいかもしれません。
それでもたまに忘れてアホやってますけどね(笑
こんなことしたら、他の人にみられたらかっこわるいとか
自分のプライドとか、めんどくさいとか、じゃまくさいとか、
きっと
”明日”ってのがあるから、そういえるんだろうなと。
明日があるってのは、気づかないけどすっごく
幸せなことなんです。

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